特徴①:今の仕事を続けながら、本格的な農業を学べる
農業を本格的に学ぶには、従来は全寮制の農業学校に入学したり、農家に弟子入りする必要がありました。しかし、仕事を辞めて未知の世界に飛び込むのは、大きなリスクが伴います。最近では、週末に農業体験ができるプログラムも増えていますが、あくまで「体験」であり、専門的な知識や技術を学ぶには十分ではありません。
さらに、多くの農業学校や体験プログラムは中山間地にあり、通うには車が必要です。長距離運転や山道の運転に不安を感じる方には、これが大きな障壁となります。そのため、農業に興味があっても、一歩を踏み出せない人が多いのが現状です。
そこでSFCでは、平日は仕事や家事で忙しい方でも、ライフスタイルを維持しながら都市近郊で本格的に農業を学べる環境を整えました。仕事を辞めることなく、便利な都市部でアクセスしやすい場所で、農業の基礎からしっかりと学ぶことができます。
学びやすい環境とサポート体制
- 週末授業:月2回、週末のみで必要な農業技術・知識をしっかり学べる。
- 受講振り替え制度:土日は同じ授業をしているので、授業の振替も自由です。同じ授業を2回受けても大丈夫です。
- 通いやすい農場:最寄駅(近鉄向島駅)から徒歩15分、大阪から車で約30分。全国各地から受講生が通っています。
- 快適な座学会場:冷暖房完備の会場、トイレ、駐車場もあり、特に女性の方にも安心です。
- オンラインサポート:すべての実習・座学を録画しています。予習・復習用の動画や、授業の録画をスマホやパソコンで視聴可能。
- 家族同伴制度:ご家族1名を授業に同伴可能。お子様連れもOKです(18歳以下のお子様は同伴人数にカウントされません。)
- 休学制度:仕事や家庭の事情により、最大1年間の休学が可能です。
特徴②:栽培技術や知識を基礎から体系的に身につけられる
多くの人が農業を始めようと思ったとき、「何から始めればいいのか」「どの栽培方法が正しいのか」「必要なスキルは何か」と悩みます。農業は幅広く、閉鎖的な業界でもあるため、信頼できる情報が手に入りにくいのが現状です。逆に、書籍やインターネット上にはさまざまな情報が溢れており、どれが正しいのか判断に迷うことも多いでしょう。
さらに、基本的な知識がないまま農家で研修を受けると、農家ごとに栽培方法や経営スタイルが異なるため、断片的な知識しか得られず、学んだことを自分の中で整理しきれず混乱することもあります。
そのため、SFCでは初心者でも安心して学べるよう、年間40種類の野菜栽培を実践しながら、農業の技術と知識を基礎から体系的に学べるカリキュラムを用意しました。ここでは「小手先のテクニック」ではなく、どのような土地でも活用できる栽培の「原理原則」をしっかりと学んでいただきます。
↑私たちの畑の野菜。原理原則がわかれば健康で美味しい野菜が育ちます。
初心者でも安心の学びの仕組み
- 実習と座学のバランス:年間40種類の野菜を栽培する実習と、農業に必要な知識を学ぶ座学を組み合わせたカリキュラム。
- 原理原則を重視:栽培に必要な「原理原則」を中心に、どんな環境でも応用できる基本を学びます。
- 科学的なアプローチ:経験や感覚だけに頼らず、科学的根拠に基づいた農業知識を習得。
- 個人専用の実習区画:1人につき約20㎡の区画を割り当て、失敗を通して学べる実験的な栽培環境を提供します。
- 販売実習:京都市内の飲食店と連携し、育てた野菜を自ら販売できる機会を提供。1年を通じて、人に販売できるレベルの野菜栽培が目標です。
- 農業特有の知識:農地の確保に必要な法的知識や農家とのコミュニケーション方法、農地の見分け方など、実践的なノウハウも学べます。
- 農業経営:就農を目指す方には、農業経営に必要なスキルや野菜ごとの収益構造の違いなども指導します。
↑卒業発表としてのマルシェ開催。自分たちで育てた野菜を収穫して、自ら生産者として販売することで、多くの学びや気づきが得られます。仲間との絆もぐっと深まります。
特徴③:農のあるライフスタイルを実現するための第一歩を踏み出せる
SFCでは、卒業後も農ある暮らしを続けられるよう、さまざまなサポート体制を整えています。その一環として、卒業生を中心に構築されたコミュニティ「SFサポートメンバー」があります。このコミュニティは、NPO法人スモールファーマーズが運営し、全国の卒業生が参加しています。北海道から鹿児島まで、さまざまな地域で活動が広がっています。
多彩な活動内容
卒業生が興味のあるテーマで始めた「部活動」では、野菜栽培に限らず、米作りや養蜂、食品加工、マルシェ運営、土壌研究など、多様な活動が行われています。
オンライン座談会や勉強会も隔週で開催され、最新の情報共有や、悩みを話し合う場として活用されています。
週末には、卒業生が手軽に参加できる「援農先」も紹介しており、農家の手伝いを通じて実践的な経験を積むことができます。
これらの活動は、農業や半農半X、田舎暮らしといった「農あるライフスタイル」を支えるネットワークです。共に学び、刺激し合い、助け合う仲間とのつながりが、卒業後の大きな財産となります。興味がある方は、ぜひこのコミュニティを覗いてみてください。
卒業後のサポート内容
農地や研修先の紹介:全国に広がる卒業生ネットワークを活用して、農地や研修先、移住先、販路の紹介を行います。自分の目指すライフスタイルに合った環境が見つかるよう、個別にサポートします。
援農先の紹介:農家として頑張っている卒業生の農場へ援農にいけるネットワークを構築しています。「サポートメンバー エン農」
無料「再受講」制度:卒業後1年間、同じコースの全授業を無償で再受講できます。2年目の実践を踏まえてもう一度学ぶことで、新たな気づきや発見が得られます。
販路紹介:生産した作物の販路紹介等も個別に行い、ビジネスとしての農業も支援しています。
私たちの目標は、卒業後も受講生が自分らしい農ある暮らしを実現し続けることです。SFCでは、受講中からあなたのゴールに向けて、個別相談やサポート体制を提供しています。卒業後もスモールファーマーとしての生活をサポートします。