カリキュラムの特徴
 ~「自然の摂理(仕組み)」を軸とした考え方~

SFCのカリキュラムにおける最大の特徴は「自然の摂理(仕組み)を軸とした考え方」を中心としている点にあります。

病気や虫に負けない本当に健康な野菜を育てようと思えば「自然の摂理に沿っているかどうか」が大切なポイントになります。

「自然の摂理」というと何か難しいイメージがわくかもしれませんが、たとえば、「なぜ自然界では病気や害虫が大量発生しないのか?」「なぜ誰も水をやらない雑草が生き生き育つのか?」など疑問に思われたことはありませんか?

実習の勉強風景↑健康な野菜を育てる秘訣は、健康な環境を整えてあげること。そこには多様な植物、生物が支え合う「自然」の仕組みがあります。(写真)

自然界は人間では到底なし得ない絶妙なバランスのもとに多くの生物が共生しています。そんな素晴らしい自然の仕組みから学び、同じようなバランスの取れた環境を畑に作ることができれば、きっと健康な野菜を育てることができると思いませんか?

私たちはそんな素晴らしい自然の仕組みのことを「自然の摂理」と表現しています。

そのためには、五感を使った実習を通して「自然観察力」を高めること、またなぜそうなるのか?という 原因を特定するために座学を通して「科学的、論理的な知識」を学ぶことの両輪が大切です。

常に「自然の摂理に沿った栽培」をすれば、病気や害虫の少ない健康な野菜を育てることができます。

小手先のテクニックを学ぶのではなく、「自然の仕組みに沿った栽培とは何か?」を都度判断できる力をつけていただくことが目的です。それが原理原則です。

いわゆる有機農法や自然農法などもすべてはこの原理原則の元になりたっており、原理原則はすべて同じです。

野菜栽培の原理原則とは?

どんな作物であれ、どんな場所であれ栽培の基本技術というものがあります。
まずはその基本を押さえること。その上で「どんな土地でも、自然の力を最大限に活かして立派な野菜を育てることができる技術・知識」=「原理原則」があれば百人力です。

スモールファーマーズカレッジでは、自然の力を活かして地球環境に負荷をかけない持続可能な栽培技術を基礎から体系的にわかりやすく学ぶことができます。

自然環境に左右されやすい農の世界だからこそ、逆にその土地に適応し、自然を最大限に活かせる方法を習得すればこれほど心強いものはありません。

例えば一般的に農薬や化学肥料を使わない有機栽培では、トラブルは日常茶飯時です。病気が発生したときに小手先のテクニックをいちいち試してもきりがなく、本やネットで調べても原因がわからないケースも多々あります。しかし根本のその病気が発生する仕組みや植物の生態を理解していれば、自分で予防措置をとることができます。

人間で言えば、「風邪のときはXX薬を、腹痛のときはYY薬を飲めば良い」ということを知っていても、それは対処療法に過ぎません。風邪や腹痛を予防しようと思えば、日頃から、「そもそも風邪をひくとはどういう状態か?」「なぜ風邪をひくのか?その仕組みは?」「食べ物が吸収される仕組みはどうなっているのか?」などということを理解していることが大切です。

野菜栽培であれば、植物の体の仕組みはどうなっているのか?土とは何か?肥料はどういう仕組みで吸い上げられ吸収されるのか?という知識があれば、何か植物に異変を感じても、病気や虫にやられる前に予防措置(先手を打てる)をとることができます。

私たちが伝えたい「原理原則」とは、どんなトラブルが起きても自分の力で乗り越えられる知識と技術のことです。不可解な資材や高価な肥料に惑わされることもなくなります。いつでもどこでも一生使える原理原則をこの機会に身につけてください。


カリキュラム詳細

スモールファーマーズカレッジでは、1年を通して毎月2回、週末の9時~17時ごろまで授業を行います。 例えば午前中は実習、午後から座学、そして基礎的な理論は自宅でオンライン、というように、畑での「実習」と教室での「座学」の両面からバランス良く体系的に学びます。

具体的なカリキュラムは次のとおりです。

 

年間約40種類の野菜栽培技術の習得

講師の指導の下、共同区画および個人専用区画(おひとり約20㎡)を使って、年間40種類の野菜を栽培します。

これだけの種類の野菜栽培を一通り学べば、1年を通して常時野菜を収穫できる周年栽培ができるようになります。田舎暮らしや自給生活はもちろん、新規就農時にも栽培する野菜の選択肢が広がります。

また通常、野菜は年に1回しか栽培するチャンスがありません。失敗すると原因がわからずに終わることもよくあります。

スモールファーマーズカレッジでは多くの仲間が個人区画でそれぞれ栽培することで、数多くの成功例、失敗例を見ることができます。初心者でも短期間で経験値を高められる秘訣です。

有機無農薬野菜1有機無農薬野菜10有機無農薬野菜3有機無農薬野菜4有機無農薬野菜9有機無農薬野菜5
有機無農薬野菜6有機無農薬野菜7有機無農薬野菜8有機無農薬野菜2有機無農薬野菜11有機無農薬野菜12

■春夏に栽培する野菜例
ジャガイモ、ナス、トマト、ミニトマト、甘長トウガラシ、キュウリ、コマツナ、ホウレンソウ、レタス、シュンギク、ツルムラサキ、ショウガ、インゲン、モロヘイヤ、シソ、サトイモ、ラッカセイ、エダマメ、カボチャ、サツマイモ、トウモロコシなど
■秋冬に栽培する野菜例
ニンジン、ネギ、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、コマツナ、ミズナ、チンゲンサイ、サンチュ、サニーレタス、シュンギク、ホウレンソウ、ダイコン、カブ、コカブ、イチゴ、タマネギ、ラッキョウ、ニンニク、ソラマメ、エンドウなど

※お米作り(稲作)にも興味がある方は、京都静原米作り体験プログラムをご用意しています。受講生は優先的にご案内しております。詳しくはスタッフへお尋ねください。

 

自然を活かした様々な栽培技術の習得(実習)

共同区画と個人専用区画を使って栽培に必要な様々な技術を基礎から順を追って学びます。実際に畑で手足を動かしながら学びます。

農業学校実習

↑青空のもと、実際に農作業をしながらさまざまな実習を行います。

自分で出来る土壌診断、土質ごとの土壌改良の仕方、土壌診断に基づく土づくり
畝の種類と立て方
農具全般・耕運機、刈払い機(草刈機)の種類と使い方
種蒔き、苗の植え付け、育苗、追肥、中耕、土寄せ、除草、間引き、誘引、摘心、摘芽、摘蕾、摘花、摘果、収穫
支柱の立て方、マルチの張り方、ベタがけ、トンネルの張り方、ロープワークなど
資材、肥料の選び方、使い方、土壌菌を活かしたボカシ肥料、アミノ酸肥料、ミネラル肥料の効果と作り方
雑草の種類と特徴、農薬を使わずに雑草と共生、または抑制する方法
有機栽培における病害虫の種類と対策
作付け計画の立て方と輪作、連作障害、コンパニオンプランツの種類と効果
太陽光による土壌消毒および団粒構造作り
自然堆肥作り
季節に応じた栽培技術(遮光、保温、条件等)
様々な土作りの実証実験、緑肥作物の効果と使い方
収穫した野菜の保存法、保存食(味噌など)の作り方 他

農業学校実習個別指導
↑先生が各自の個人専用区画をまわって個別にアドバイスも行います。

 

「なぜそうなるのか?」を理解するための科学的な栽培知識の習得(座学)

「なぜうまくいったのか?」「なぜ失敗したのか?」を理解するために必要な自然科学的(土壌学、植物生理学、生態学など)、論理的な知識を座学+オンデマンド(自宅からweb利用)形式で学びます。

一般的に有機栽培や自然農法の世界は農家さんの経験と勘だけに頼る部分が多いですが、現在は科学的に解明されていることも多く、それらを知っていることは大きなアドバンテージになります。

一つ一つの基礎知識は、作物に何か異変が起きた時の原因や対処法を考える「引き出し」になります。この道何十年のプロ農家と初心者の違いは、引き出しの多さにあります。

引き出しが多いと多面的に原因特定ができ、その対処法もバリエーションが生まれます。

あなたも知識の引き出しを増やしてください。


↑座学はオンデマンド(自宅で受講可能)で基礎を学び、畑から徒歩数分の室内で重要ポイントの復習やグループワークをして理解を深めます。

栽培の流れ(播種から収穫までの一連の基礎)
健康な野菜を育てる為の条件
季節ごとの作付け計画(栽培計画)の立て方
健康な野菜が育つ「理想の土」とその構造
地域による土の違いと肥えた土の正体
根の周りの微生物の重要性について
土壌分析手順と分析結果の見方、土壌改良方法
野菜の体の仕組みと生長の条件、作物の生長と炭水化物との関係
病害虫と予防と対策、化学農薬に関するリスク
有機肥料、化成肥料など様々な肥料とその違い
健康な野菜を育てるための肥料の種類と量の設計方法
養分が作物の中でどのように役立っているか
ビタミンなど機能性成分の多い野菜を作るには
堆肥の理解と適切な堆肥の作り方
種にまつわる最新技術と良い種を選ぶための基礎知識
健康な野菜を育てるために、知っておくべき地球レベルの物質循環
様々な農法とその比較(自然農法・有機農法・慣行農法など)
農業と環境問題、歴史、持続可能な農林水産業 他

↑オリジナルテキストを使った座学の授業

様々な農業現場を知る(課外授業)

農業の現場は栽培作物、栽培方法、経営スタイルによって千差万別です。だからこそできるだけ直接現場に足を運んで、農家さんから直接話を聞ける機会を用意しています。

有機農家見学
↑実際に農家を訪問して、直接現場を見たり、話を伺ったりする機会は大変貴重です。

これまでの訪問先やゲスト講師:

家族経営の小規模有機農家
新規就農して間もない有機農家 
有機JAS認証を取得している大規模農業生産法人 
有機専門の流通企業経営者
自然食品系スーパー担当者 
半農半Xを実践するオーガニックカフェ経営者 
会社に勤めながら週末農業を実践する卒業生 
田舎暮らしを実践する卒業生
無農薬自然栽培の茶農家 他

授業日以外にも、卒業生も含め様々な農家訪問の機会を用意しています。

 

農地を確保するための必要知識と手続き(座学)

新規就農、半農半X、田舎暮らし、自給生活など農あるライフスタイルには欠かせない農地の確保について正しい知識を学びます。すでに農地を持っている人も、将来のトラブル回避のためにも正しい知識を学んでおくことをお勧めしています。(農家さんでもご存知ないケースが多いのが現状です。)また随時、関西全域の遊休農地の紹介情報などもご提供しています。

農地

農地に関する基礎知識(農地の種類、農地の歴史)
農地に関する法律(農地法、農業経営基盤強化促進法など)
農業界独自の組織構造(農協、農業委員会、農業会議、水利組合など)
優良農地の見つけ方とチェックポイント
農地の賃貸、売買の手続きと地代相場
地主(農家)とのコミュニケーションのポイント
農業委員会とのコミュニケーションのポイント
行政担当者とのコミュニケーションのポイント
農業独自の青年給付金制度、助成金制度、融資制度
耕作放棄地の改良方法
田んぼから畑への改良方法 他

 

新規就農するための知識とステップ(座学)

新規就農を目指す人に必要な知識や手続きなどを学びます。半農半X、田舎暮らしを目指す人も農地を確保するには新規就農の実態を知っておくことをお勧めします。正しい知識や農業の常識を理解しておけば、行政や農業関係者との面談にも慌てることはありません。

新規就農するまでの流れと手続き
農家資格の取得、認定農業者になるためのステップ
準農家制度、援農ボランティアの登録方法
営農計画書の作成方法(販売・マーケティング計画、資金計画、栽培計画))
様々な農業ビジネスモデルとその特徴
農作物ごとの経営収支と特徴
農産物の流通形態とメリット、デメリット
知っておくべき関連法律(食品安全基本法、食品衛生法、農薬取締法、有機JAS規格、有機農業推進法、地力増進法、持続農業法)
日本農業の現状とこれから
統計データから見る有機農産物の市場と特徴 他

 

農業経営・半農半X(独立起業)の知識(座学)

起業勉強
↑希望者のみ授業終了後に、起業勉強会を行っています。(リタ起業塾との共同開催)

多くの人が農あるライフスタイル実現にあたって障害となるのが、「収入源の確保」です。

新規就農というと栽培技術ばかりに目が行きがちですが、栽培2割、経営8割といわれるほど、経営の知識は必要です。特に顧客をどう見つけるのか?価格はいくらにするのか?収支計画は?などやるべきことがたくさんあります。

また半農半Xで生計を立てる場合も、田舎暮らしで多少の収入を得たい場合も、いわゆる独立起業のスキルや知識が必要です。

とはいえ多額の初期投資をしたり、規模拡大を目指す従来の起業ではなく、私たちがお勧めするのは、あなたの個性を活かして周りの人の役に立つ「小さくはじめる身の丈にあった起業・経営」です。

スモールファーマーズカレッジでは、希望者には業種業態に関わらず個性を活かして小さくはじめる起業や経営の方法も具体的に学ぶ機会を用意しています。(希望者のみリタ起業塾へ任意参加・別途費用有り)

 

自然の仕組みを理解するための幅広い知識の習得(座学)

健康な野菜を育てるために必要な自然の仕組みや原理原則を理解するために、現代社会の食の問題やこれからの時代の方向性について考えます。

人と野菜の健康の共通点
医療が進歩しているのに、なぜ、病気が減らないのか?
自然界の動植物は、なぜ病気にならないのか?
生物学的に見た人間の食事
日本の長寿村の食生活と最新の栄養学
身土不二と一物全体食
人と野菜のホリスティック健康学(食農医学)
病気にならない生き方とは? 健全な精神状態とは?
自然から学ぶ生き方・暮らし方 他

学習効果を高める7つのポイント

週末だけの限られた時間であなたが効果的に技術や知識を身につけるために必要な「学習効果を高める7つのポイント」をご紹介します。

① 自然から学ぶ
目の前にある「自然」が私たちの先生であり、常に「自然」から学び、考えることを基本としています。

「どうすれば無農薬でも立派な野菜が育つのか?」その答えは常に自然の中にあります。あなたがただの農作業と思えば、自然は何も教えてくれません。

しかし五感を最大限に活用してよく観察すれば、葉の色や硬さ、土の匂いなど自然からの様々なメッセージ(ヒント)を受け取ることができます。あなたの「自然観察力」=「栽培技術力」と思っていただいても過言ではありません。

自然の摂理に沿っているか否かを判断基準にすべてを考え実践していけば、人一倍苦労はありますが、必ず立派な野菜が収穫できると信じています。

② 失敗を数多く経験する
栽培の成功率はあなたの失敗の数に比例します。ですから限られた時間の中でできるだけ数多くの失敗を経験し、そこから学ぶことが栽培技術を高める一番の近道です。

実習では、肥料の分量を変えたり、植え方や植え付け時期を変えたりなどさまざまな実験を行い、失敗の機会を増やします。

またあなた一人では1年で1度しか経験できない野菜栽培も、30人の仲間がいれば1年で30通りの失敗、成功パターンを学ぶことができます。これが限られた時間の中であなたの経験値を飛躍的に増やせる秘訣です。

③ 考え方(原理・原則)を学ぶ
自然環境に左右されやすい作物栽培には正解がありません。プロ農家でさえ答えはバラバラです。ある地域でうまくいっても、他の地域では通用しないケースは多々あります。

どんな場合でも通用する「ノウハウ」というものはありません。多くの初心者が「正解」を知ろうとして、混乱しています。

実習では、正解を知ることよりも、「なぜそうなるのか?」を自分なりに「考える」ことに重きをおいています。

「なぜそうなるのか?」を考えることで共通の法則が見出せるようになり、それがどんなときでも通用する「考え方(原理・原則)」を形成することになるのです。

④ 科学的に、論理的に
例えば有機栽培は不確定要素が多いため、なんとなくうまくいったり、なんとなく失敗したりで原因がわからずうやむやになることが多々あります。

また何も知らずに思いつきや人の真似をすると、健康に害を及ぼす有機野菜を育ててしまうこともあります。 ある有機農家は「人様に自信を持って説明できない技術や資材は危ないので絶対に使わない」といいます。

座学では科学的に解明されている最新の技術や理論から重要なポイントだけを初心者にもわかりやすく学習します。 ひとつの事象に対して「なぜうまくいったのか?」「なぜうまくいかなかったのか?」を論理的に説明できる力を身につけていただきます。

「なぜ?」がわかれば、「再現性」が生まれます。再現性(立派な野菜を繰り返し栽培できる技術力)を高めるためにも、正しい知識を学習してください。

⑤ 多様性を受け入れる
世の中には様々な栽培方法があります。特定の栽培方法に固執し、他を排除することはあなたの視野を狭めるだけでなく、技術力の向上を妨げる原因になります。

当校では有機栽培だけでなく、化学肥料や農薬を使う慣行農法、耕さない自然農法などのメリットデメリットを幅広く学習し理解した上で判断していただきます。

「他者から何を学べるか?」という視点に立つことで、多様性が生まれ、進化がはじまります。私たちも良いところは積極的に取り入れ、常に栽培技術を進化させています。あなたもぜひ多様性を受け入れてみてください

⑥ ホリスティックな視点
より本質を理解するために、ホリスティック(包括的)な視点で学び、考えることを大切にしています。

自然の摂理を基盤とする栽培技術を身につけるためには、自然の摂理とは何か?を理解する必要があります。

そのためには、栽培に関する技術や知識だけではなく、生命科学や医学、食と健康、心の健康、生き方、ライフスタイル、地球環境、地域社会、経済、政治、歴史など、農業以外の他分野から学ぶ姿勢が必要です。

なぜなら、ホリスティックに学ぶことで、すべてがつながっていることを実感し、そこに共通する法則を見出だせるからです。

それを理解したときにはじめて、あなたは「どんな土地でも、自然の力を最大限に活かして立派な野菜を育てることができる技術・知識」を習得できるのです。

⑦ 主体的に学ぶ
例えば畑で野菜を栽培する時に「この肥料を1,000㎡あたりに200kg投入する必要がある」ということを知識として知っていても、また、なぜそうするかを理解していたとしても、実際にそれができなければ本当の意味でその知識を役立てられているとは言えません。

実際にできるようになるためには、どのようにすればできるかということを考える段取りを組み立てることや、想い描いた通りに実際に自分の体が動かせることといった要素が不可欠です。

それらは頭で分かっているからできるというものではなく、どうやって実行するかという具体的なプロセスを考えたり、実際に繰り返しやってみることではじめて身につくものです。

知識や技術を単にデータや情報として持っていることと、それに留まらず実体験をベースとして体で知っていることとの間には大きな隔たりがあるのです。

私たちは受講生の方が受け身で受ける授業ではなく、みなさんが自分なりに考え、実際にやってみるということを大切にしています。みなさんもぜひ、自分の頭や体、そして心を全て活用して積極的に学んでください。


あなたの「本気」に応える制度

「農あるライフスタイル」を「本気」で目指すあなたに確実に知識・技術を身につけていただける制度を用意しました。

① 受講フリー制度(振替自由)
受講フリー制度は、開催されている他曜日の同クラスの講義を、「好きなだけ」「追加料金なし」で受講できる制度です。

土曜、日曜と開催されている場合、最大2回、同じ講義を受けることができます。 講義を一度聴くだけでは、すべてをものにすることはなかなかできません。二度、三度と何度も繰り返し聴くことで、より理解が深まります。

とにかく来れるだけ講義に来てください。あなたのレベルは着実に高まります。 もちろん、曜日の振り替え受講も自由です。仕事や家庭の事情にあわせてご活用ください。

② 講義動画の視聴制度
講義はビデオ録画しておりますので、仕事や家庭の都合で、どうしても講義を欠席しなければならない場合は、「講義録画データ」をインターネット経由で後日ご覧いただけます。

もちろん講義内容の質問には、メールや電話で講師が随時対応しますので、ご安心ください。

③ 家族同伴制度
農あるライフスタイル実現に向けて、家族の理解を得ておくことは最も大切なことです。
当校では、あなたのご家族も一緒に学んでいただけるように家族同伴制度を用意しています。

すべての講義にご家族1名の同伴が可能(追加料金なし)です。講義資料、個人区画などのサービスはご本人分のみ提供されます。

18歳以下の子供は同伴の人数に含みません。他の受講生にご迷惑がかからない範囲でご夫婦+お子様連れで受講されている方もいらっしゃいます。

④ 無料再受講制度
再受講制度は、コース修了後1年間に限り、同じコースを無料で再受講できる制度です。
コース修了後に実際に自分の畑で野菜作りをはじめれば、多くの疑問や問題にぶつかることでしょう。

具体的な疑問や問題を抱えながら再受講すれば、また違った角度から学びや気づきを得ることができます。私たち講師も含め、カリキュラムの内容は日々進化していますので、ぜひ卒業後も積極的に学びにいらしてください。(再受講時、個人専用区画の利用はできません。)

⑤ 休学制度
本当はゆっくり腰を据えて学びたいと思っていても、社会人ゆえに普段から仕事や家事で忙しく、また急な転勤や家族の病気、親の介護など環境が急変することも珍しくありません。

そこで急な環境の変化にもお応えできるように、当校ではお申し出の翌月から最大1年間の休学制度を用意しています。

またやむを得ない事情(転勤、家族の病気・介護等で1年間の休学では対応が難しい)と判断される場合は、お申し出日の翌月末での「途中退学」も認めております。なお退学の場合は、お申し出日の翌月末以降の未受講分の授業料はすべて返金させていただいております。

 

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